鉢物を飾ってガーデニングを楽しむ庭にリフォーム
石組を中心に手入れのしやすい庭へ|下草は鉢で楽しむ
「庭をリフォームして庭の手入れがしやすいように」というお客様からのご要望です。以前の庭は下草類が蔓延り、植込みされている土の部分と駐車場である砂利敷きの部分とが仕切られておらず、土と砂利が混じってしまい手入れのしにくい状態でした。今回のリフォーム工事では、御影石の縁石で庭の部分と駐車場の砂利敷き部分とを分ける砂利止めとしました。幅15m、奥行き1.6mと細長い庭ですので、石組を中心にして庭に立体感をだし、景色を楽しめるように庭をリフォームしました。ガーデニングが趣味のお客様ですので、手入れのしやすいよう下草類は地植えにせず、鉢植えで楽しめるよう平らな石を使って鉢が飾れるようにしました。
植栽を少なくし石組を庭の景色の中心とした|庭のリフォーム工事
アプローチを階段からスロープに|石を使って玄関前の庭をリフォーム
玄関前のアプローチを階段からスロープにリフォームしました。階段として使われていた御影石を再利用してアプローチの縁石とし、洗い出しで仕上げました。御影石の切石で石張りをつくりアプローチが単調とならないようにしました。門柱として形のいい自然石を据え、冬場にさみしくならないよう常緑の台杉を植えました。
階段として使われていた御影石を利用してスロープに|玄関前庭アプローチのリフォーム
真竹を使用した垣根【沼津垣】で庭の目隠しを設置
高さ1.8mの沼津垣(網代垣)を駐車場と道路からの目隠しとして設置しました。
沼津垣は、網代垣ともよばれます。太さのそろった真竹を8~10枚に割り、割竹3枚を1組として編んでいきます。竹の皮側(緑色)と肉側(白色)を交互に編んでいきますので、垣根の表側と裏側は同じ模様となります。そのため、庭の外側(道路や駐車場など)と内側(家や庭の中)からの視線を遮る「目隠し」として使います。室内の高い位置からの目隠しとなっておりますので、垣根も1.8mと高く設置しているため重い感じとならないよう沼津垣の足元を空けました。
本物の竹を使用しておりますので、つくったばかりの竹の緑から数週間経つとあめ色へと変わり、年月とともに落ち着きがでます。経年変化も本物の竹の良さといえます。
目隠しに沼津垣を設置|庭のリフォーム工事
使用材料
- 石組:筑波産御影石、オンジャク【筑波変成岩】、筑波石
- アプローチ:洗い出し、御影石切石張り
- 植栽:台杉、ヤマモミジ、ヤマボウシ(既存)
- 目隠し:沼津垣(網代垣)
- 砂利止め:縁石(御影石製15cm×18cm×180cm)
- 砂利敷き:さび砂利